
higejii(ひげ爺)
衝撃のニュースが届きました…
2025年5月、三重県の動物病院で働く獣医師が、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)に感染した猫の治療後、急激に体調を崩し亡くなりました。マダニに刺された痕跡はなく、治療中の猫から感染した可能性が指摘されています。
この事件は「ペットから人間へ感染するリスク」に警鐘を鳴らす重大事例。実際に2017年には感染犬から飼い主へ、2024年には国内初のヒトーヒト感染も確認されています。
そもそもSFTSとは?
致死率最大30%
の恐ろしい感染症です。
- 原因:SFTSウイルス(マダニが媒介)
- 感染経路:
- マダニに刺される(主要ルート)
- 感染動物の血液/唾液/排泄物に接触
- 症状:
- 6~14日潜伏後、発熱・嘔吐・下血・血小板減少
- ネコは60%、イヌは40%の致死率
事件の詳細と新たな事実
亡くなった獣医師の経緯
- 4月下旬:SFTS陽性の猫2匹を入院治療
- 5月6日:食欲不振を発症
- 同日夜:呼吸困難で緊急搬送
- 5月12日:多臓器不全で死亡
注目すべき点:
- 治療時は手袋・マスクを着用していたが、ゴーグル未使用
- 猫の唾液や排泄物から感染した可能性
- 2013~2025年で国内1,071例(死者117人)の実績
ペットオーナー向け「5つの防御策」
- マダニ予防薬の定期投与
- フロントラインやネクスガードなどの処方薬が有効
- 草むら回避の散歩ルート
- 特に春~秋は公園中央の舗装路を選択
- 帰宅時のチェックリスト:
- ブラッシング → タオル拭き → シャンプー(週1回)
- 異常発見時の対応マニュアル:
- 発熱/黄疸を見たら即隔離
- 動物病院へ連絡時「SFTSの可能性」を伝達
- 緊急キットの常備:
- 使い捨て手袋・フェイスシールド・消毒用エタノール
獣医療現場の新たな課題
宮崎県の調査では、獣医師の3%がSFTS抗体陽性。今回の事件を受け、日本獣医師会は全国に警戒通達を発令。
診療時の必須防護装備
アイテム | 目的 |
---|---|
ゴーグル | 飛沫感染防止 |
N95マスク | エアロゾル対策 |
ガウン | 体液付着防止 |
二重手袋 | 穿刺事故軽減 |
読者の皆様へ~命を守る知識を共有しよう
「うちの子は大丈夫」という油断が悲劇を招きます。私も愛猫のノミ取り首輪を怠っていた時期があり、背筋が凍る思いです。
最後に、動物看護師のAさんの言葉を
「治療中に猫の唾液が目に入り、3日間眠れませんでした。防護具は面倒でも命の鎧なんです」
この記事をシェアすることで、1人でも多くの命が救われるかもしれません。ペットとの幸せな生活を守るため、今日から実践できる対策を始めましょう。
コメント