
こんにちは!いきなりですが、テレビやネットで地震速報を見るたび「震度とマグニチュードって何が違うの?」と疑問に思ったこと、ありませんか?意外と周りにも「なんとなく知ってるけど説明までは…」という方が多いのではないでしょうか。そんな「今さら聞けない!」お悩みを一挙解決すべく、この記事は徹底的に、でもわかりやすく解説していきます。読み終わるころには、ご家族や友人にも堂々と説明できるはずですよ!
「震度」と「マグニチュード」──実は全然ちがう言葉!
まず最初に覚えておいてほしいこと。それは、「震度」と「マグニチュード」は、まったく別のものを表す用語だということです。
- マグニチュード:地震そのもののエネルギー量や規模を表す数字
- 震度:その地震の影響で「ある場所がどれくらい揺れたか」という、私たちの体感や建物への影響の大きさ
例えば、すごく大きな地震(マグニチュードが大きい)が遠くで発生しても、自分の住む場所の揺れ(震度)が小さいことも。一方、小さな地震でも、震源が近ければ「震度」がとても大きくなる場合もあります。
例え話でイメージを掴もう!
ピンとこない方のために、よく出てくる例えをご紹介。
「マグニチュード=電球そのものの明るさ、震度=離れた場所の明るさ」
つまり、すごく強い(明るい)電球でも、遠くにいれば部屋はちょっとしか明るくない。逆に、弱い電球でも目の前に持ってくれば眩しいですよね。
「マグニチュード」とは?その意味と使われ方
「マグニチュード(M)」は、地球内部の「震源」で発生した地震自体のエネルギー量や規模を示す数値。世界共通の目安で、日本でも地震速報で「M6.5」などの形で発表されます。
- 特徴1:1つの地震に対して、マグニチュードは1つだけ
- 特徴2:単位はなく「M7.8」「M9.0」など小数点も使う
- 特徴3:数字が1大きくなるごとにエネルギーは約32倍!
たとえば、M7.0とM8.0ではエネルギー量が32倍ちがい、M9.0ならM7.0の約1000倍にもなります。
過去の主な地震の例
- 1923年 関東大震災:M7.9
- 2011年 東日本大震災:M9.0
「震度」とは?身近で理解するゆれの大きさ
一方、「震度」とは観測地点ごとに異なる、その場所の揺れの強さを表します。震度階級は日本独自で、気象庁が決めている10段階があります(0,1,2,3,4,5弱,5強,6弱,6強,7)。
- 特徴1:同じ地震でも場所ごとに震度は違う
- 特徴2:建物の壊れやすさや人の体感を重視
- 特徴3:「震度7」は命や家屋に危険が及ぶ最強レベル
例:東日本大震災では、震源(宮城県沖)では震度7の揺れが観測されましたが、遠く離れた東京23区では震度5程度でした。
どうして混同されるの?
災害速報では「マグニチュード6.8、最大震度6弱」というようにセットで報道されるので、混同しやすいのも無理はありません。しかし、揺れを直接受ける場所で被害が異なるのは「震度」の違いによるものです。
よくある疑問を徹底解説!
Q. 「マグニチュードが大きい=震度も大きい」?
A. 必ずしもそうではありません。震源が深かったり遠く離れていれば揺れ(震度)は小さくなるからです。
Q. 震度とマグニチュード、数字の上限は?
- 震度:日本では「震度7」まで。0~7の10段階。
- マグニチュード:理論上、上限はありませんが、自然地球上でM9クラスまでしか観測されていません。
Q. 海外でも「震度」を使うの?
A. 多くは「マグニチュード」だけ使い、「震度」は日本や台湾など一部国が独自に運用しています。
もし地震が起きたら──ニュースから何を読み取ればいい?
地震速報では、まず「最大震度」に注目してください。自分のいる場所の「震度」を素早く確認して、安全行動を最優先しましょう。そのうえで、マグニチュードや震源地、津波の有無も冷静にチェックしてください。
日常防災のコツ──数字を知っていると安心感アップ!
普段から「震度5弱以上では棚のモノが落ちやすい」など、震度ごとの具体的な被害例や行動を知っておくと、いざというときに慌てずに済みます。家族で「震度別シミュレーション」を話し合っておくことも効果的です。
まとめ:正しい知識で「もしも」に備えよう
「震度」と「マグニチュード」を区別して理解することで、地震速報がもっと具体的に、そして“自分ごと”として役立つようになります。災害はいつ起こるかわかりませんが、知識はいつでも自分や家族を守ってくれる大事な“盾”です。
最後までお読みいただきありがとうございます。この記事があなたの防災力アップと、安心して暮らせる毎日への一歩になれば嬉しいです。ぜひお友達やご家族にもシェアして、みんなで“地震情報リテラシー”を高めていきましょう!
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