スマホ急性内斜視とは?若年層に急増中の原因・症状・治療法と今すぐできる予防策

豆知識
higejii(ひげ爺)
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こんにちは。突然ですが、あなたやご家族、お子さんが「スマホ急性内斜視」という言葉を耳にしたことはありますか?
この病気は、スマートフォンやゲーム機などを近い距離で長時間見続けたことが原因で、ある日突然「寄り目」が戻らなくなるという、今まさに若い世代で急増している目のトラブルです

この記事では、スマホ急性内斜視の基礎知識から、実際にどんな症状が現れるのか、なぜ発症するのか、そして治療法や予防策まで、徹底的にわかりやすく解説します。
「もしかして自分も…?」と不安な方も、今日からできる対策を知りたい方も、ぜひ最後までご覧ください。

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スマホ急性内斜視とは?どんな病気?

まず「斜視」とは、左右の目が同じ方向を向いていない状態のことを指します。
その中でも「内斜視」は、片方の目が内側(鼻側)に寄ってしまう状態です

スマホ急性内斜視は、スマートフォンやタブレット、携帯型ゲーム機などを「顔から30cm以内」の至近距離で長時間見続けることによって、目を内側に寄せる筋肉(内直筋)が過剰に働き、元に戻らなくなることで発症します

どんな人に多い?

  • 10代〜20代の若年層に特に多い
  • 小学生や中学生でも症例が増加中。
  • 男性・女性問わず発症。
  • 受験勉強や読書など、スマホ以外の「近くを見る作業」でも起こることがある

スマホ急性内斜視の主な症状

  • 片方の目が内側に寄る(寄り目が戻らない)
  • 遠くを見ると物が二重に見える(複視)
  • 自分では気づかず、家族や友人に指摘されて初めて発覚することも
  • 進行すると、遠くを見ているときにも寄り目状態が継続する
  • 頭痛や目の疲れ、集中力低下などの付随症状

初期段階では「近くを見るときだけ」目が寄るため、本人も気づきにくいのが特徴です
しかし、進行すると遠くを見ても寄り目が戻らなくなり、日常生活に支障が出るケースも少なくありません。

なぜスマホで急性内斜視が起こるのか?そのメカニズム

人間の目は、近くの物を見るとき「内直筋」という筋肉を使って寄り目になります。
スマホやゲーム機を顔のすぐ近くで長時間見続けると、この筋肉が過剰に働き続け、やがて「戻る力」が弱まってしまうのです

  • 30cmより近い距離での長時間使用がリスクを高める
  • 小さい画面を凝視することで、目の筋肉のバランスが崩れる。
  • 10代は特に「目を寄せる力」が強く、適応しやすいため発症しやすい

また、スマホの画面はパソコンよりも近くで見がちで、スクロール操作によって眼球をあまり動かさずに済むため、より内斜視を引き起こしやすいと考えられています

放置するとどうなる?スマホ急性内斜視のリスク

  • 複視(物が二重に見える状態)が続く
  • 脳が片方の目の映像を消してしまい、立体的に物を見る力が低下
  • 最悪の場合、視力や両眼視機能の低下につながる

特に成長期の子どもでは、視覚の発達に影響を及ぼすこともあるため、早期発見・早期治療が重要です。

治療法と回復の見込み

スマホ・デジタル機器の使用制限

まずはスマホやゲーム機の使用時間を減らすことが第一
症状が軽い場合、数週間〜数ヶ月で自然に回復するケースもあります。

プリズム眼鏡の処方

複視が強い場合や、日常生活に支障がある場合は「プリズム眼鏡」と呼ばれる特殊な眼鏡を使うことで、視線のズレを補正します

手術

ごくまれに、症状が重く自然回復が見込めない場合は、手術で筋肉のバランスを整えることも検討されます。

日常でできる!スマホ急性内斜視の予防法

あなたやご家族が今すぐできる、目にやさしい習慣をご紹介します。

  • スマホ・タブレットは30cm以上離して使う
  • 1時間に10分は画面から目を離して遠くを見る
  • 寝転がりながらのスマホ使用を避ける
  • 小さい画面を長時間見続けない
  • 定期的に目のストレッチやまばたきを意識する
  • 子どもには使用時間のルールを設ける

また、読書や勉強でも同様のリスクがあるため、「近くを長時間見続けない」ことが大切です

もし「スマホ急性内斜視かも?」と思ったら

  • 「遠くを見ると物が二重に見える」「片方の目が寄っている」と感じたら、早めに眼科を受診しましょう
  • 早期発見・早期治療で、ほとんどのケースは回復が見込めます。

世界的にも問題に!スマホ急性内斜視の広がり

日本だけでなく、韓国など海外でもスマホやゲーム機の普及とともに「急性内斜視」の報告が増えています
今やスマホは生活必需品ですが、「目の健康を守る」ための正しい知識と習慣が求められています。

まとめ:スマホと上手に付き合い、目を守ろう

スマホ急性内斜視は、誰にでも起こりうる現代病です。
特に成長期の子どもや若者にとって、目の健康は一生の財産。
「ちょっとだけ」「あともう少し」と思っていても、知らず知らずのうちに目に負担がかかっています。

今日からできる小さな工夫で、大切な視力を守りましょう。
もし不安な症状が現れたら、早めの受診が安心への第一歩です。

あなたやご家族の目が、これからも健やかでありますように。

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