通販の後払いで未払い急増!日本の性善説崩壊

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higejii(ひげ爺)
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こんにちは。この記事にたどり着いたあなたは、もしかしたら「通販の後払いって本当に大丈夫なの?」と不安になった経験があるかもしれませんね。

この2025年、インターネット通販での「後払い」決済における未払いトラブルが、過去に例を見ないほど急増しています。かつては「日本人は約束を守る」という性善説のもとに成り立っていた後払い文化――今、その信頼が音を立てて崩れ始めているのです。

それはいったい、なぜなのでしょうか? 未払いの実態や被害、現場の声、そして社会やECの未来まで、じっくり一緒に見ていきましょう。

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後払い未払いは3年で3倍以上に!数字で見る驚きの現状

まず、消費者庁や国民生活センターの最新発表を見ても、後払い決済での未払いやトラブルの相談件数はこの3年でなんと3倍以上。2021年度には約1万4,000件だった相談が、2024年度には4万4,000件超にまで膨れ上がりました。2025年度も5月末時点で5,320件と、前年度をさらに上回るペースです

それだけではありません。現場では「年間100万円近くも売上被害が出ている」「悪意のある未払い注文が急増して対策が追いつかない」と、泣く泣く後払いサービスを停止する企業まで現れ始めています

被害者の声:「もう限界です」人気通販店の苦渋の決断

徳島県の人気製麺所「白滝製麺」では、かつて顧客の善意を信じて後払いを続けてきました。でも実際に届いた未払いは…、

  • 期日までに支払いの無いケースが急増
  • 商品到着の後、支払いせず転売する悪質な消費者も確認
  • 数十万円単位の被害が複数年にわたり続出

ついに「もう限界」という声とともに、8月から後払いそのものを全廃するに至りました。「日本人は真面目」という前提が粉々に…、こんな現場の実情を目の当たりにすると胸が痛みますね

後払い未払い急増の背景にある“日本の性善説”の危機

そもそも「後払い」という仕組み自体、顧客を無条件で信用する“性善説”に立脚してきました。EC大手でさえ「まずは信用し、疑わない」モデルを構築してきたのです

ですが未払いの急増は、この“性善説”型ECの根幹を揺るがしています。

  • “約束を守ってくれるはず”という前提が大きく揺らぐ
  • 真面目な消費者にも、厳しい審査や追加手続きを課さざるを得なくなる
  • 委託業者や個人事業主の経営を圧迫

つまり、性善説で築かれた「誰もが安心して使える通販」の時代が終焉を迎えつつあるのです

未払い・トラブルの手口と実態

未払い急増の裏には、単なる「うっかり」だけでなく、計画的・悪質なパターンも目立つようになっています。

  • 商品到着後、支払わず転売
  • 複数アカウントを利用して商品を取り寄せ、バックレ
  • 定期購入解約後も請求が続く“サブスク詐欺”
  • 「覚えのない請求」や「なりすまし」トラブルも多発

現代のデジタル社会は、善意に漬け込む不正の温床になりがち。「クレジットカードが使えなくなる」場合にも、実は不正や未払いが関与していることも少なくないのです

これからの通販はどう変化する?性善説ビジネスの再構築

かつては日本全体が「困ったときはお互いさま」「商売は信用で成り立つ」という気風でした。しかし今や、

  • 信頼できる顧客を見極め
  • 与信枠の縮小・厳格化
  • 初回は前払い限定に変更
  • AI・データでの信用スコア導入

という、“性悪説”寄りの運営に転換するお店も増えてきています

一方、真面目な大多数の消費者にとっても窮屈になり、ネット通販そのものの魅力が損なわれかねません。まさに今、“善意の連鎖”が求められている時代なんですね。

あなたができる防止策・リスク回避ポイント

「怖くて通販が使えなくなるの?」…そんな不安のある方も大丈夫!トラブルの大半は、ちょっとした意識で防げます。

  • 注文時、契約条件や期日を必ず確認・保存(スクリーンショット推奨)
  • 個人情報や受信メールをよくチェックし、不審な内容に注意
  • 未払い履歴がある場合は誠実に対応
  • SNSでの「転売」や高額商品の後払い注文には要注意
  • トラブル時は国民生活センターや消費生活センターなどへ早めに相談

また気になる場合、「前払い」や「クレジット決済」など、より安心な支払方法を選択する工夫も重要ですよ

まとめ:信頼とルールの両立がこれからのECのカギ

通販の後払いは便利だけど、“みんなが善意でいる”ことがその前提でした。今、未払い急増は「性善説ビジネス」の限界を示しているかもしれません。

でも、それに対応できる社会も、新しいルール作りや信頼関係の再構築から生まれていきます。今一度、あなた自身の利用スタイルや、社会全体の通販リテラシー向上のために何ができるか、一緒に考えてみませんか?

不安を煽るだけでなく、誰もが安心してオンラインショッピングを楽しめる仕組みを、みんなで作っていきましょう!

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