
こんにちは!あなたは今、「定期購入だけど縛りなし!」「1回お試しOK!」という響きについ惹かれて、ネット通販で商品を注文してみようかと迷っていませんか?SNSや動画広告、公式サイトにも大きく書いてあるので安心しきってポチッとクリック――でも、ちょっと待って!
じつは「縛りなし」の実態には、思わぬ落とし穴が潜んでいるかもしれません。
「定期購入・縛りなし」ってどんな契約?
商品ページの目立つところに「縛りなし」「定期縛りなし」「回数縛りなし」とあれば、「1回きりの注文で、簡単に終わるのかな?」と思うのが自然です。でも、ほとんどの場合、そうではありません。「縛りなし」とは、“いつでも自分のタイミングで解約できる”という意味で、“解約連絡をしないと毎月自動で続く定期購入”が条件になっているのです。
◎ 具体的な契約の例
- 初回は特別割引や無料!
- しかし、何も手続きをしないと自動継続、お得価格は最初だけで、次回から定価以上の価格請求がくる
- 2回目の商品が突然届き、びっくりして調べると「定期コース契約」だった
現場から届いたリアルな事例
事例① サプリの「定期縛りなし」の広告に注意!
50代男性が、動画広告を見て「定期縛りなし」で900円のサプリを購入。届いた納品書には、次回分の出荷予定日が。いざ問い合わせると、「定期購入。解約しないと自動で次も届きます」と言われ唖然としたそうです。
事例② 「1回だけお得!」ではないことも
育毛剤の「縛りなし」広告をみて1,900円で購入した女性。2回目の荷物が届いたけれど受け取り拒否すると、後払い決済会社から15,000円もの請求が…。「1回限り」のつもりが大きな出費につながった実例です。
事例③ クーポン利用で“コース内容切り替え”
「定期縛りなし」の美容液を見て申し込んだ40代女性。注文後、「特別割引クーポン」を使うと、 4回の購入が必須のコースに自動切り替え。「1回だけ」のつもりから、4万円近い出費が発生したそうです。
なぜこんなトラブルが多いの?
契約条件が分かりづらい表示
「1回限りでOK」と勘違いしやすい表現
- 「縛り」がない=1回のみ、と誤認しやすい
- 解約するには自分から明示的な手続きが必要なのに、案内があいまい
トラブルを未然に防ぐには?あなたにできる5つの確認ポイント
- 最終確認画面は必ず全部読む!
- スクリーンショットを保存!
- 初回価格と2回目以降の価格を比べる!
- もしもの時はすぐ相談!
- 「お得にお試し」の裏に注意!
もしトラブルに遭ってしまったら?―あなたが取るべき行動
- すぐに業者へ連絡し、解約の意思表示をしましょう。
- 画面のスクリーンショットや契約内容など証拠を確保
- 身に覚えのない請求があれば、消費生活センター(188)へ早めに相談!
- 明らかに説明と違う場合は「申し込みの意思表示取り消し」も法的に認められる場合があります。
よくある質問とQ&A
Q. 「定期縛りなし」って、1回しか買わなくても良い?
A. いいえ。「縛りなし」とは、「〇回以上購入」といった“縛り”がないだけで、解約手続きをしない限り自動で継続される場合がほとんどです。
Q. お試しで買ったら、2回目以降も届いてしまった。どうすれば?
A. すぐに業者に「解約したい」と連絡しましょう。困ったら消費生活センター(188)へ。
Q. クーポンや初回割引に気を取られて、条件をよく読まなかった。取り消せる?
A. 業者の説明やサイトに問題があった場合(事実と異なる記載、不十分な説明など)は、契約の「取り消し」ができるケースもあります。証拠をそろえて相談窓口に問い合わせましょう。
まとめ:通販の「縛りなし」は最後まで納得してから!
インターネット通販は便利で、生活を豊かにしてくれます。でも「縛りなし」「お得」などのうたい文句の裏に、本当はどんな仕組みがあるのか。契約内容や細かな条件まで、しっかりと自分の目で確かめましょう。
最後にもう一度――「縛りなし」という言葉を見かけたときは、1回きりの購入だと思わずに、契約条件を徹底チェック! 困ったとき、迷ったときは、遠慮なく消費生活センター(188)や各地の相談窓口へご相談ください。
あなたの大切なお金と安心のために、今日から一歩踏み込んだ確認を!
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