
こんにちは!
みなさん、相撲部屋の力士たちが「山のようにご飯を食べている」イメージ、ありませんか?きっとテレビやニュースで大きなちゃんこ鍋を囲んで食べるシーンをご覧になったことがあるはずです。でも、ふと考えてしまう…”あの食費、一体どこから出ているの?”という素朴な疑問。
今回は、ちょっとリアルな相撲部屋のお金事情――特に「食費の資金源」について、たっぷりとお話ししていきます!
相撲部屋の一日と「食」が持つ意味
まず、相撲部屋の生活リズムを思い浮かべてみてください。朝は早朝から厳しい稽古をこなした後、みんなで食卓を囲み、昼まで少し休み、午後からまた稽古や各種雑務があります。
力士たちの成長—とくに体づくり—には「たくさん食べること」が最重要。日々何升ものご飯や大量のお肉・野菜・ちゃんこ鍋をみんなで平らげるわけです。
その分、当然ながら食費もすごい額に…。
相撲部屋の食費…一体どれくらいかかるの?
例えば、元二子山部屋のおかみさんは、「食費だけでも年間2,000万円以上かかった」と驚きの数字を明かしています。水道代も月30万円近くに及んだそう。”大男たちが毎日豪快に食べる・使う”世界では、予想を超える光熱費や食費が発生するのです。
現代でも、コロナ禍や物価高騰の影響で食費は月30万円以上に跳ね上がる部屋が続出。肉や野菜の高騰が直撃し、苦労してやり繰りしているのが現状です。
食費の資金源はどこから?
日本相撲協会からの「補助金」
いちばん大きな柱は、日本相撲協会から支給される各種補助金です。
内訳はこうなっています――
- 力士養成費…幕下以下の力士1人につき毎月7万円
- 稽古場維持費…1人につき場所ごと(2カ月に1回)4万5,000円
- 相撲部屋維持費…1人につき場所ごと11万5,000円
これらを年間合計すると、幕下以下の力士1人当たり約180万円が部屋に支給される計算です。例えば力士が10人いれば、1,800万円、20人なら3,600万円近くの補助金が部屋の財源となります。
ちなみに、十両以上の関取がいる部屋では「養成奨励金」がさらに加算されます。
支援者(タニマチ)や後援会からの寄付・差し入れ
相撲界には「タニマチ」と呼ばれる個人や企業の支援者文化があります。
米(一度に数百キロ単位!)はもちろん、季節ごとに肉や野菜などの差し入れが届くことも日常茶飯事。現金での支援もあり、部屋ごとに専属の後援会を持つのが一般的です。
特に、人気力士や横綱などスター選手がいる部屋ほど、支援の規模は増大します。その結果、食費や生活費の大半をタニマチ・後援会がカバーしてくれるケースもあります。
力士の家族からの仕送り
新弟子など若手力士の中には、親元から仕送りや援助を受けている場合もあります。ただし、食費自体は親方や部屋持ちなので、直接的な負担はあまりありませんが、身の回り品や個別の出費にあてられることが多いです。
イベント・営業活動、「ご祝儀」収入
部屋ではパーティやイベントを開き、その際の「ご祝儀」など臨時収入もあります。こうした支援も間接的に食費や運営費にまわされています。
親方・おかみさんの「やりくり」にも工夫
協会からの補助金や支援者のおかげで何とか賄われている食費ですが、実際に細かいやりくりをしているのは親方やおかみさんたち。今では食材や調味料の高騰も大きな悩み。
少しでも節約するために特売品をまとめ買いして冷凍保存したり、差し入れを有効活用するなど、家計簿とにらめっこの毎日です。
また物価高騰で従来より野菜中心のメニューや、ちゃんこ鍋以外のレパートリーが増えた部屋も多いようです。
まとめ:皆さんの支援が「力士のチカラ」へ!
いかがでしたか?
相撲部屋の食費は、協会からの補助金やタニマチ・後援会の支援、さらに親方やおかみさんの地道なやりくりによって支えられていることがご理解いただけたかと思います。
みなさんがスーパーや市場で大盛ごはんやお肉の特売を見かけたとき、「相撲部屋もこれで頑張ってるのかな…」なんて想像してみてください。もしかしたら、あなたの身近な企業や個人の支援が未来の横綱を育てているかもしれません!
この記事を読んで「相撲部屋を応援したい!」と思った方は、ぜひ後援会や地元の活動にも目を向けてみてくださいね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!あなたも、力士たちの大きな一歩を、応援してみませんか?
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