大晦日にやってはいけないこと・運気を上げる過ごし方|年越し前の正しい習慣とは?

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豆知識
higejii(ひげ爺)
higejii(ひげ爺)

こんにちは。
一年の終わり、大晦日が近づくと、心が少しそわそわしますよね。
「今年もあと少し」「何かやり残したことがある気がする」――そんな気持ちは、誰にでもあります。

でも実は、大晦日の過ごし方には「やっていいこと」と「やってはいけないこと」があるのをご存じでしょうか?
古くから日本では、年末年始に関わる風習や縁起を大切にしてきました。特に大晦日は、“来年の運気”を左右する大切な日。見えないルールを理解しておくことで、新しい年をより気持ちよく迎えられます。

ここでは、縁起・風習・スピリチュアル・現代的過ごし方を交えながら、「大晦日にやっていいこと悪いこと」をわかりやすく語りかけるようにご紹介していきます。

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大晦日とは?一年の締めくくりの意味

「大晦日(おおみそか)」という言葉は、「晦日(みそか)=月の最終日」に“大”がついたもの。
つまり、一年最後の日という意味になります。

昔は「年神様(としがみさま)」を迎える準備を整える大切な日でした。年神様とは新しい年の豊穣や幸福をもたらす神様のこと。
そのため大晦日は、身も心も家も清め、神様を迎える準備をする日なのです。

令和のいまでも、この考え方は変わりません。
この時期に家の片づけをしたり、家族で穏やかな時間を過ごしたりするのは、“新しい年の福を呼ぶための準備期間”なんですね。

大晦日にやっていいこと

ここからは、「やると良いこと」「運気を上げる行動」を紹介します。
どれも、今日からすぐに実践できるものばかりです。

家を整える「仕上げ掃除」

年末の大掃除で一通り終わっていても、31日当日には軽く整える程度の掃除をすると吉です。
特におすすめなのは、以下の3箇所:

  • 玄関:新年の運を呼び込む入口。靴を整え、ドアを拭くだけでも◎
  • トイレ・水回り:厄が溜まりやすい場所。静かに磨くと浄化効果が
  • 神棚・仏壇:ほこりを払い、手を合わせて感謝を伝える

ただし、夜の掃除は避けましょう。
大晦日の夜に掃除をすると、「神様を追い払う」と言われています。日中までに済ませるのが理想です。

「年越しそば」で厄を断ち切る

大晦日の風物詩といえば年越しそば。
そばは「細く長く生きる」という縁起を担いでおり、同時に「厄を断ち切る」という意味もあります。

食べるタイミングとしては、年を越す前(23時ごろまで)に済ませるのが良いとされます。年越し後に食べると「運を持ち越す」と言われ、少し縁起が悪いのです。

また、具材にも意味があります。

  • 海老天:長寿の象徴
  • 油揚げ:金運を呼ぶ
  • ネギ:祈願・厄払い

ちょっとした意味を知るだけでも、食卓が豊かになりますね。

感謝を伝える「年内の挨拶」

一年お世話になった人に感謝を伝えるのは、大晦日の大切な行い。
「今年もお世話になりました」「良いお年をお迎えください」の一言が、心のつながりを深めます。

LINEやメールでも構いませんが、電話や手書きメッセージには特別な温かみがあります。
人との絆を結ぶ行動そのものが、運を高めるエネルギーになります。

静かに過ごす「心のデトックス」

大晦日は“終わり”の象徴でもあります。
一人の時間を取り、静かに一年を振り返るのも有意義です。

  • 感謝日記を書く
  • 写真を見返して「ありがとう」を思い出す
  • 不要なSNSフォローを整理する

心を整えることは、新しい年を迎えるための最高の準備。
特に夜はテレビや騒音を避け、静けさの中で除夜の鐘を聴くと良いとされています。

大晦日にやってはいけないこと

反対に、この日に避けたほうがいい行動もあります。
昔から「年越しの厄」と呼ばれ、翌年の運気を下げると信じられています。

夜中の掃除や洗濯

前述の通り、大晦日の夜に掃除・洗濯をするのはNG
神様を迎える前に「水音を立てる」「ゴミを外に出す」と、神様が入れなくなると言われています。

特にトイレ掃除・水回り掃除は午前中までに済ませましょう。
夜の片づけは「軽く整える」にとどめてください。

揉め事・愚痴・怒りの発言

年の瀬の喧嘩ほど、来年の空気を悪くするものはありません。
家族間での小言や、SNSでの愚痴も控えるのがおすすめです。

「言葉には魂が宿る」と言われます。
大晦日の負の言葉は、年始に持ち越されやすくなります。心穏やかに、ゆるやかに過ごしましょう。

新しいことを始める

大晦日は「締めくくりの日」。
習い事を始める、引っ越す、新しい物事に手を出す――こうした行動は翌年の運気を乱すといわれます。

逆に、“終わらせる”ことに最適な日
放置していた契約の解約、古い服の処分、終わりの整理によって運の流れがスッと整います。

長風呂・深酒

年末は疲れが出やすいですが、夜中の長風呂や深酒は避けた方が良いでしょう。
「陰の気」が強まる時間帯なので、体が冷えやすく気の巡りも乱れます。

飲みすぎず、温かい白湯や軽いお風呂で心身を整えるくらいがちょうど良い過ごし方です。

夜更かし・ゲーム・騒ぎすぎ

カウントダウンパーティーなどで盛り上がる気持ちも分かりますが、深夜に大騒ぎするのは控えましょう。
静かに年を越すことこそ、日本的な「けじめ」ある年末の在り方です。

除夜の鐘が108回鳴るのは、人の煩悩を祓うため。
静けさの中でその音を感じ、心のリセットをする時間を持ってください。

運気を上げる大晦日の過ごし方【スピリチュアル編】

最後に、ちょっとスピリチュアルな視点から「開運行動」を紹介します。
信じすぎず、でもちょっと心に取り入れるだけで、不思議と明るい気分になります。

神社・お寺への前日参拝

「初詣」の一日前に参拝する人を「年越し詣(としこしまいり)」と言います。
人が少ない夜の時間に静かにお参りでき、神聖な空気を味わえます。
「今年一年ありがとうございました」と伝える気持ちが大切です。

ロウソクやお香で空気を整える

風水的には“香り”や“火の気”が厄を払うとされます。
静かにロウソクを灯し、優しい香りのお香を焚くだけで、空間が清められます。

特に白檀やフランキンセンスなどの香りは、「一年の穢れを祓う香」として人気があります。

新しい年を迎える服を準備する

大晦日に翌日の衣服を整えると「良い運気をまとって年を越せる」と言われます。
派手すぎず、清潔で落ち着いた色を選ぶのがポイント。
おすすめの色は「白・金・紅」など、邪気を払い福を呼ぶ色です。

「感謝の言葉」を声に出す

最後に一番大切なこと。
今年の自分に「ありがとう」を言ってください。

  • 仕事を頑張った自分
  • 支えてくれた人たち
  • 健康で過ごせた日常

言葉にすると、心が温かくなり、“良い気”が広がります。
これが、最も強力な「開運の言葉」です。

まとめ:良い年を迎える準備は「静けさ」と「感謝」

大晦日は、騒がしく過ごすよりも、静かに、穏やかに、感謝を持って過ごす
それこそが新しい年を最高の形で迎える秘訣です。

やっていいことは「整える・感謝する・振り返る」。
やってはいけないことは「騒ぐ・怒る・追い出す」。

今年最後の一日を、「ありがとう」で締めくくれる人にこそ、来年の福がやってきます。

どうぞ、心あたたかい大晦日をお過ごしください。

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