期日前投票は「投票はがき」がなくても大丈夫なんです

「投票はがきを家に忘れてきた」「引っ越したばかりで届いてない」「どこに入れたか分からない」——あなたも、そんな経験はありませんか?
実は、期日前投票は投票はがき(投票所入場券)がなくても可能なんです。
これ、意外と知られていないので、投票をあきらめてしまう人もいるのだとか。とてももったいない話ですよね。
この記事では、「投票はがきがなくても投票できる理由」から、「実際のやり方」「当日の流れ」「注意点」まで、すべて丁寧にお伝えします。
「え、そうだったの?」「知らなかった!」と感じる方が、一人でも投票に足を運べるように。そんな思いで書きました。
投票はがき(入場券)とはそもそも何?
まずは、前提から確認しておきましょう。
選挙の数週間前になると、自宅に「投票所入場券」と書かれたハガキが届きます。これが、一般的に「投票はがき」と呼ばれているものです。
このはがきには次のような情報が記されています。
- 投票できる選挙区・選挙の種類
- 投票日と時間
- 自分が行くべき投票所の場所
- 世帯ごとの投票者名(家族分がまとめて印刷されることも)
つまり、公式な「案内状」ではありますが、「本人確認書類」ではありません。
ここがポイントです。
つまり、はがき自体は投票資格を証明するものではなく、投票所への案内ツールなんです。
じゃあ、投票はがきがなくても投票できる理由は?
投票できる人かどうかを判断するのは「選挙人名簿」というリストです。
各自治体では有権者を登録しており、あなたがその名簿に載っていれば、本人確認さえできれば投票が可能です。
期日前投票では次のように確認されます。
- 窓口で名前と住所を伝える
- 職員が名簿と照合
- 本人と確認できれば投票手続きへ
その際に「投票所入場券」があればスムーズですが、なくても照合作業で本人が確認できるため、問題ありません。
身分証明書を提示すれば、投票資格がその場で確認されます。
期日前投票で必要な持ち物(はがきがない場合)
では、「投票はがき」が手元にないとき、何を持っていけばよいのでしょうか?
基本的には、身分を確認できるものを持っていけばOKです。
代表的なものは以下の通り。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 健康保険証
- パスポート
- 年金手帳
- 学生証や社員証(顔写真付きが望ましい)
本人確認書類がない場合でも、窓口で住所・氏名・生年月日を伝えて確認作業ができる場合がありますが、手続きが少し長くなることもあります。
ですので、身分証明書を1点持参しておくのが確実です。
期日前投票のやり方をステップで解説
期日前投票の手続きはとても簡単です。5分〜10分ほどで終わります。
ここでは、投票はがきがない場合の流れも含めて説明します。
ステップ1:投票会場に行く
期日前投票は、市役所や区役所、ショッピングモール内の特設会場などで行われることが多いです。
お近くの期日前投票所は、自治体の公式サイトで確認できます。
ステップ2:窓口で氏名・住所を伝える
「投票はがきを忘れましたが、期日前投票をしたいです」と伝えればOK。
担当者があなたの情報を選挙人名簿で確認します。
ステップ3:本人確認(身分証を提示)
免許証などを見せて本人確認を行います。
ステップ4:期日前投票宣誓書を書く
「仕事で投票日に行けない」「体調が不安」などの理由を簡単に書きます。
もちろん、正直に「当日は忙しい」などで大丈夫です。
ステップ5:投票用紙を受け取り、投票
通常の選挙日と同様に、候補者名または政党名を記入し、投票箱に入れます。
この時点で正式な投票として受理されます。
期日前投票と不在者投票の違い
「期日前投票」と「不在者投票」はよく混同されます。
簡単にまとめると以下のようになります。
| 種類 | 対象 | 場所 | 事前申請 | はがきの有無 |
|---|---|---|---|---|
| 期日前投票 | 選挙当日に行けない人 | 市区町村の投票所 | 不要 | 不要(身分証ありでOK) |
| 不在者投票 | 他市町村に滞在中の人 | 出張先の自治体 | 必要 | 通常は利用票が必要 |
「期日前」はシンプルで誰でも使える制度。
「不在者」は転勤や入院などで、住民票のある地域に戻れない人が利用する制度です。
よくある誤解とQ&A
ここからは、「投票はがきなし」に関してよく寄せられる質問にお答えします。
Q1. はがきがないと受付で断られるのでは?
→ いいえ、断られません。
氏名と住所が登録されていれば、選挙人名簿で確認されます。本人確認ができれば投票可能です。
Q2. 家族分のはがきがまとめて届いたけど、自分だけなくしたら?
→ 自分の分だけなくてもOK。本人確認できれば投票できます。家族全員の分をまとめて持っていく必要もありません。
Q3. 代理で投票はできますか?
→ できません。必ず自分自身が投票所に行く必要があります。
Q4. はがきをなくした場合、再発行できますか?
→ 再発行はできません。ただし投票自体は問題なくできます。
もしも「はがきがない・身分証もない」場合は?
どうしても身分証も手元にない場合は、自治体によって対応が異なります。
多くの場合は、複数の質問(生年月日や住所、家族構成など)で確認できれば投票を認めてくれることもあります。
ただし、確実性を高めるためにも、何か1つでも身分が分かるものを持参するのがベストです。
なぜ「期日前投票」は注目されているのか?
実は、近年の国政選挙では、全有権者の約3割が期日前投票をしています。
2003年には6%台だったのが、2020年代には飛躍的に増加。
仕事・学校・家庭の都合に合わせて投票できるこの仕組みが、時代にマッチしている証拠です。
また、若い世代でも「ショッピングモールで投票できる」などの便利さが浸透しており、投票率アップのカギとして各自治体も注力しています。
投票所で焦らないためのポイント
最後に、ちょっとした注意点をまとめておきます。
- 投票所の開設時間を確認(多くは8:30〜20:00)
- 混雑を避けたいなら午前中 or 平日の昼が狙い目
- ボールペンなどの記入具は不要(備え付けあり)
- 期日前投票でも「当日と同じ手続き」で正式にカウントされる
そして何よりも、「迷ったら聞く」こと。
投票所の職員さんはみんな丁寧に対応してくれます。遠慮せず相談して大丈夫です。
まとめ:投票はがきがなくても、あなたの一票は届きます
「はがきがないから投票できない」と思っていた方、もう安心ですね。
期日前投票なら、本人確認ができればいつでもOK。
選挙は「難しいもの」でも「特別なもの」でもありません。
ほんの数分で、あなたの声を社会に届けることができます。
次の選挙で「投票はがきがない」と焦っても、この記事を思い出してください。
あなたの一票は、必ず届きます。

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