
こんにちは。
突然ですが、「しっかり食事制限しているのに、お腹だけぽっこり」「体重は標準だけど、何だか疲れやすい」そんな悩みはありませんか?
その原因、“サルコペニア肥満”かもしれません——。
サルコペニア肥満とは?
サルコペニア肥満とは、筋肉量の減少(サルコペニア)と脂肪増加による肥満が同時に起こっている状態。一見太っていないように見えるのに、体の中では筋肉が減り、その分脂肪が増えてしまっている、通称「隠れ肥満」の一種です。
サルコペニア肥満の特徴
食事制限が招くサルコペニア肥満
「痩せたい」「健康診断で指摘されたから」と食事量を減らすダイエット——実はこの方法が、あなたの筋肉を“じわじわ”減らしてしまう危険性があるんです。
なぜ食事制限で肥満に?
- 食事を減らすと、脂肪と一緒に筋肉まで減ってしまう
- 筋肉が減れば基礎代謝(何もしなくても消費するエネルギー量)もダウン
- 以前と同じ食生活でも太りやすい“省エネ体質”へ
- 本来落としたい「体脂肪」が減らず、逆に蓄えやすくなる
たとえば「朝ごはんを抜いて夕食も軽めに」といった無理なカロリーダウンや、極端に栄養素をカットするダイエット(炭水化物抜き、脂質カットなど)は要注意。
サルコペニア肥満がもたらすリスク
「痩せているのに健康に悪い?」と不思議に思った方も多いでしょう。しかし、この状態は通常の肥満以上にリスクがあります。
生活習慣病への近道
運動機能・QOLの低下
若年層も油断は禁物
サルコペニア=お年寄りの病気…ではありません。運動不足や食事バランスの乱れが続くと、若い世代でも「筋肉減+体脂肪増加」は進行します。
どうやって見抜く?「隠れ肥満」セルフチェック
「BMIは普通だけど本当は…?」そんな自覚なきサルコペニア肥満は、簡単なセルフチェックから。
「最近、持ち運びがきつい」「椅子から立ち上がるのがつらい」などの実感も見逃さずに。
健康的に痩せる!サルコペニア肥満予防・解消法
「じゃあ、どうすればいいの?」と感じたあなたに、すぐに始められるセルフケアを伝授します。
適度な運動(筋トレ+有酸素運動)
タンパク質とビタミンDをしっかり摂取
バランス食の見直し
- 極端なカロリー制限や「抜く」ダイエットは禁止
- ごはんやパンなど主食も適度に摂り、エネルギー不足を防ぐ
- サラダだけ・スムージーだけの食生活もNG
オーラルケアも重要
よくある質問Q&A
Q. サルコペニア肥満だと診断された。すぐに痩せたほうがいい?
A. 筋肉を増やしながら体脂肪を減らすのが基本。慌てて食事量だけ減らすと逆効果なので、運動と栄養バランスを重視しましょう。
Q. 若いから大丈夫?
A. いえ、普段から運動不足や偏食が続くと、若くても筋肉減少→脂肪増加のリスクはあります。
Q. どんな運動・食事が効果的?
A. 筋トレ、有酸素運動、タンパク質・ビタミンD強化、そして主食抜きを避けること。
まとめ:食事制限“だけ”では「健康的な痩せ」は得られない
食事制限で体重は落ちたけれど、いつのまにか“中身が脂肪ばかり”になっていませんか?
筋肉量を守るためには【運動✕栄養バランス】が欠かせません。
華奢な体型を目指すよりも、「代謝の良いカッコいい健康体」への意識に、一緒に変えてみませんか?
毎日のちょっとした心がけ——歩く、ちゃんと食べる、ちょこっと筋トレ——で、今からでも健康体は取り戻せます。歳や体型は関係ありません。
あなたの未来のために、「サルコペニア肥満」対策、今日から始めましょう!
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