
「定年後も働きたい」「新しいスキルで社会とつながりたい」――60代からのキャリアチェンジにぴったりの資格を20種類厳選しました。経験豊富なシニア世代が活躍できる分野から、趣味を仕事にする方法まで、あなたの「やってみたい」を叶える選択肢がここにあります。
定年後の再雇用に強い「実用資格」
介護事務
介護保険請求の専門家として施設やクリニックで重宝されます。民間資格は3ヶ月程度の通信講座で取得可能。
▼こんな人におすすめ
・デスクワークが得意
・医療事務経験者
登録販売者
薬局やドラッグストアで医薬品を販売できる公的資格。試験は年1~2回開催され、60代合格者も増加中。
▼活躍場所
調剤薬局/スーパー医薬品コーナー
診療報酬請求事務能力認定試験
医療機関の保険請求業務のプロフェッショナル。経験者優遇の求人が多く、時給1,500円以上も可能。
独立開業できる「国家資格」
宅地建物取引士
不動産取引の重要事項説明は独占業務。資格手当が月2~5万円付くケースも。
▼試験のポイント
・合格率15~17%
・法律知識を活かしたコンサルティング業務も可能
中小企業診断士
経営コンサルタントの最高峰資格。M&A支援や事業承継相談など、60代の経験が武器に。
▼年収例
フリーランス:500万~1,000万円
通訳案内士
訪日外国人向けガイドとして活躍。歴史や文化の知識が豊富なシニアに需要大。
人生経験を活かす「相談役資格」
キャリアコンサルタント
若手社員の育成支援からシニアの再就職相談まで対応。企業研修講師としての需要も。
▼取得メリット
・オンライン相談可能
・経験を活かしたアドバイスが強み
終活アドバイザー
遺言書作成やエンディングノート指導の専門家。自治体講座の講師としての活路も。
▼需要急増中
終活市場は2025年に1兆円突破見込み
ファイナンシャルプランナー
資産運用・相続対策のエキスパート。60代顧客からの信頼獲得が容易な点が強み。
趣味を仕事にする「楽しい資格」
キャンプインストラクター
アウトドアブームの立役者に。キャンプ場運営や体験プログラム開発で活躍。
▼資格取得後
・自治体の自然学校講師
・YouTubeコンテンツ制作
似顔絵検定
観光地やイベントで即興似顔絵師として活躍。カルチャースクール講師の道も。
▼級別特徴
1級:プロレベル/6級:初心者向け
コーヒーマイスター
専門店のバイヤーや焙煎アドバイザーとして。カフェ開業の基礎知識も習得可。
次世代技術の「未来型資格」
ドローン操縦士
測量や点検業務で需要急増。国家資格化で信用度アップ。
▼活躍分野
・農業(農薬散布)
・インフラ点検
ITパスポート
基本情報技術者試験の入門編。テレワークサポート業務に活用可能。
▼学習期間目安
3ヶ月~半年
ウェブデザイン技能検定
シニア向けサイト制作の専門家として。在宅ワークとの相性も良好。
健康分野で活躍する「福祉資格」
介護職員初任者研修
未経験OKの入門資格。訪問介護なら時給1,500円以上も。
▼働き方
・施設勤務
・短期派遣
サウナ健康アドバイザー
温浴施設での健康指導やメディア監修。温泉旅館とのコラボ企画も可能。
▼最新トレンド
「ととのい」ブームを活用
栄養士
特別養護老人ホームでの献立作成需要が高騰。管理栄養士とのW資格が有利。
在宅ワークに最適な「自宅開業資格」
整理収納アドバイザー
片付けコンサルティングから動画コンテンツ制作まで多様な活用法。
▼収入モデル例
・オンライン講座
・企業研修
簿記3級
小規模事業者の経理代行サービスに。クラウド会計ソフトスキルと組み合わせて。
▼学習のコツ
過去問中心の3ヶ月集中学習
Google認定広告資格
シニア向け商品の広告運用代行で需要獲得。在宅勤務可能な点が魅力。
仕事選びの3大ポイント
- 「健康状態」に合った働き方を選択
(例)立ち仕事が苦手→在宅ワーク可能な資格を優先 - 「過去の経験」を最大限活用
(例)営業経験者→FP資格で資産相談業務 - 「10年後の需要」を見据える
(例)AI代替困難な対人サービス資格を選択
▼資格取得支援制度を活用しよう
・教育訓練給付金(最大10万円給付)
・自治体の職業訓練講座(無料~低価格)
・シルバー人材センターの専門講座
60代は人生の総まとめ期ではなく、可能性の拡張期です。資格取得を通じて、新しい自分との出会いを楽しんでください。あなたの経験は、必ず誰かの支えになります。
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