ポッキー開発秘話|50年以上愛される奇跡のチョコ菓子の誕生ストーリー

豆知識
higejii(ひげ爺)
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こんにちは。お菓子の中でも特に身近で、ついつい手が伸びてしまう「ポッキー」。あなたも一度は食べたことがあるのではないでしょうか?実は、あの細いスティックにたっぷりかかったチョコレートには、驚くべき開発秘話と人々の愛が詰まっています。今日は、その知られざるストーリーをあなたにお話しします。

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ポッキー誕生のきっかけは「プリッツ」の成功から

ポッキーが生まれた背景には、江崎グリコが既に販売していた「プリッツ」というビスケットスティックの成功があります。このプリッツのヒットこそ、当時苦戦していた板チョコ市場からの転換を促し、「手で持てて食べやすいチョコレート菓子」を作ろうというアイデアの源泉となりました。

当時、試行錯誤が繰り返され、製品化への壁が多くあった中、特に「棒の一部にチョコレートを塗らない」というシンプルなアイデアが革新となりました。この部分は手に持つことでチョコレートがつかない仕組みで、これがヒットの決め手となったのです。

開発に秘められた苦労と情熱

1966年の発売から50年以上経ちながら、ポッキーは進化を続けています。例えば、2006年に発売された「ポッキー極細」は、製造工程が非常に難しく、多くの試作を重ねて半年以上かけて完成しました。極細になることでチョコレートとの比率が変わり、リッチな味わいを実現できたのもポイントです。

製造過程の繊細さや、「折れない細さ」の見極め、さらには原料の配合バランスなど、詳細な設計が味わいの完成度を高めています。これは単なる商品ではなく、開発者たちの職人魂の結晶とも言えるでしょう。

ポッキーのブランド戦略とシェアの楽しさ

ポッキーは単なるお菓子ではなく、「人と幸せを分かち合う」ことをコンセプトにしています。CMのキャッチコピー「Let’s share Pocky」は世代を超えて愛され、食べるシーンの提案も積極的に行っています。

最近では冷凍して食べる「凍らせポッキー」や大人向けの「お酒と愉しむポッキー」など、時代やターゲットに合わせた商品展開で常に新鮮さを維持しています。家族や友人とシェアしながら笑顔を分け合う楽しさが、ポッキーの根幹にあるのです。

これらはほんの一部ですが、ポッキーの開発は常に革新と挑戦の連続でした。次にポッキーを食べる時には、その背景にある歴史と開発者の熱い思いも感じ取ってみてくださいね。

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