DH制と大谷ルールの違いを徹底解説!MLB・NPBで二刀流が実現した背景と進化とは

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higejii(ひげ爺)
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野球ファンのみなさん、こんにちは!
最近、ニュースやSNSで「DH制」と「大谷ルール」というワードをよく耳にしませんか?どちらも野球の”打者”に関するルールですが、「何が違うの?」「どっちがどう新しいの?」と疑問に思われている方が非常に多いようです。
今回は、DH制と大谷ルールの違いを、現場で使われている公式ルールや採用の背景を含めて徹底的に掘り下げます。あなたもこの記事を読めば、もうニュースの野球解説についていけないなんてことはありません!

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そもそも「DH制」とは?

まずは基本を押さえましょう。DH制(指名打者制)は、「投手がバッティングをせず、投手の代わりに打撃だけを専門に担当する選手(=指名打者=DH)が打席に立つ」というルールです。
このルールが生まれた背景には、「投手本来の役割はピッチングに集中させたい」「より攻撃的な野球を追求したい」といった声がありました。実際、DH制を導入することで投手はバッティングから解放され、より良いピッチングができるようになりますし、チームの攻撃面も厚みが増します。

<主なポイント>

  • DHは打撃専門で守備につかない
  • 代打・代走が送られると、その選手が新しいDHとなる(いわゆる打順の入れ替えあり)
  • 一度DHが守備につくと、その時点でDHは解除(投手も含めた通常の9人打線に戻る)
  • 原則として、1チーム1人しかDHを置けない

このDH制は、アメリカ・メジャーリーグ(MLB)のア・リーグで先行導入され、NPB(日本プロ野球)でもパ・リーグ、高校野球などでも導入されるなど、今や多くの野球リーグで当たり前のルールとなっています。

「大谷ルール」って何?DHとどう違う?

ここ数年、「大谷翔平選手」の活躍によって一気に注目されたのがこの「大谷ルール」。
従来のDH制では、
「投手として出るなら打席に立てない」
「DHとして出るなら投手ができない」
というジレンマがありました。
そこで生まれたのが「大谷ルール」なのです。

<大谷ルールの要点>

  • 先発投手がDHも兼任できる(試合前のオーダーで「投手兼DH」として出場)
  • 先発投手が降板しても、打撃専念(DH)として最後まで試合に出続けることができる
  • 逆に、DHで代打を送った場合、その後も投手として継続登板できる

このルールは、まさに「ピッチャーとバッター、両方で最高のパフォーマンスを見せたい!」という大谷選手の夢を後押しし、MLBでは2022年に、NPBでも2023年から導入されることとなりました。もちろん「投打に秀でた選手」に限るため、一軍全員が使えるルールというわけではないのが、DH制との大きな違いです。

どんな場面で使い分けられる?戦術への影響は?

この「大谷ルール」ができる前、例えば大谷選手を「投手」として起用した場合、DH制を解除して投手自身が打者としても出場できます。ところが投手を降板すると、その時点で出場資格がなくなり、代打・代走・守備交代などの采配にも影響が出ていました。
ところが大谷ルールなら、投手を降りた※後もDHとしてベンチに残り続けられるので、監督はチームオーダーを柔軟に組み立てられるように。まさに新時代の戦術です。

MLB・NPB・高校野球それぞれの運用状況

2022年、MLB全体で大谷ルールが正式導入され、その影響は瞬く間に日本球界にも及びました。NPB(パ・リーグ)や大学野球、そして一部社会人野球にも波及し、2023年からは国内でも制度化されています。
また高校野球でも、将来的な導入へ向けて検討が進められています。
いまや「二刀流」という新たな選手像も、ルール面で完全に“公式”となったのです。

ルールの進化がもたらすもの

DH制が野球の攻撃力アップと投手の負担減を実現させたのと同様、大谷ルールは「新たな才能(=打てて投げる選手)」の活躍の場を飛躍的に広げました。「才能が制度に阻まれない」時代へと、野球が進化してきているのですね。

よくある疑問Q & A

Q. 大谷ルールを使えば誰でも二刀流できる?
A. 公式戦での「先発投手かつDH出場」はオーダーで指定した選手のみ。基本的には実力ある“二刀流”選手だけが対象です。

Q. 柔軟になったけど、何でもアリになった?
A. 例えば試合中に守備交代したDHは戻れません。従来通り“1度だけ”の交代ルールは尊重されています。

まとめ

ここまで読んでくださったあなた、もう「DH制と大谷ルールの違い」について自信が持てたはず。
野球のルールは時代とともに進化しています。特に「二刀流」という新たな可能性は、ルールの壁も乗り越え、大谷翔平選手のようなヒーローを世界中に生み出せる時代になりました。

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