備蓄米放出でもコメの価格は下がらない!障壁は農協と農水省

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higejii(ひげ爺)
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みなさん、こんにちは。突然ですが、スーパーでお米を買うとき「この値段、本当に適正なの?」と感じたことはありませんか?実は今、政府が21万トンもの備蓄米を放出する方針を正式に発表したにも関わらず、米価が下がらない異常事態が続いています。その背景には私たちが想像する以上に深い構造的問題が潜んでいるのです。

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数字が物語る矛盾点

農水省の公式発表によると、令和5年と6年の作況指数はどちらも101で「平年並み」。ところが実際の流通現場では、1.85ミリ以上の高品質米のみを選別するため、実質的な収量は公式数値より3%ほど少ないのが実情です。この数値の乖離が、市場の需給バランスを正確に把握できない要因になっています。

最新の取引データを見ると

  • 60kgあたりの相対価格:23年産1万6133円 → 24年産1万7800円(推定)
  • JAの概算金支払額:前年比20-40%増
  • 政府備蓄米放出量:21万トン(国内消費量のわずか3%)
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農協と農水省が作る「見えない壁」

米価高騰の根本原因は、生産調整(減反政策)の強化にあります。JA全農が主導する減反政策によって

  1. 生産量管理で人為的供給不足を創出
  2. 高値安定を目的とした価格操作
  3. 農家への前払い金増額で市場価格を牽引

この仕組みは、まるでダイヤモンドの価格維持戦略のようです。デビアス社が供給量をコントロールして価格を維持するように、JAと農水省が米市場を管理しているのです。

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政府備蓄米放出の落とし穴

3月10日に始まった備蓄米の入札では

  • 対象品種:41品種(ひとめぼれ、はえぬきなど)
  • 放出量:15万トン(全体の71%)
  • 参加業者:89社(JA全農含む)

しかし専門家の分析では「放出量が需要の3%に満たず、市場心理に影響を与える程度」。むしろ農家への概算金増額が、今後の買い戻し価格を押し上げる要因になると指摘されています。

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消費者が知るべき真実

北海道のスーパーでは

  • 店頭在庫量:以前の50%以下
  • 価格水準:前年比200%
  • 消費動向:需要減なし

この現象は単なる物価上昇ではなく、市場構造そのものの問題です。消費者ができる対策として

  • 複数産地のブレンド米選択
  • 直接農家からの購入
  • 保存技術の活用(無酸素包装など)
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未来を変える消費者の選択

長期的解決には

  • 生産調整政策の見直し
  • 流通経路の多様化
  • デジタル技術を活用した需給管理

「米価安定化法案」の早期成立を求める署名活動が始まっています。私たち一人ひとりの声が、透明な市場形成への第一歩になるのです。

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