
みなさん、ハンバーガーを注文するとき、「ファストフード」と言いますか?それとも「ファーストフード」と言っていますか?
もしかすると、「どっちでも通じるでしょ?」とか、「いちいち細かいことを言わなくても…」なんて思うかもしれません。でも、実はこの2つ、由来も意味もまったく違う言葉なんです。
今回は「ハンバーガーは『ファストフード』、『ファーストフード』は実は間違い」というテーマで、気になる言葉の違いや間違いやすい理由、さらには日本におけるファストフード事情、ハンバーガーのおいしいウンチクまで、徹底的に深掘りしていきます。
さあ、「知っているようで知らなかった!」そんな豆知識、あなたも一緒に見ていきませんか?
「ファストフード」「ファーストフード」、正しいのはどっち?
もう結論からお伝えします。
正解は「ファストフード」です。英語の「fast food(直訳:早い食べ物、手軽な食事)」が語源なので、「ファスト(fast)」が正しいんです。
一方で、「ファーストフード」という呼び方も日本ではよく耳にしますよね。でも実はこれ、英語の「first food」ではなく、日本独自の誤用・誤読なんです。
fastとfirst、それぞれの意味
- fast:「速い、迅速な」
- first:「1番目の、最初の」
「1番早くできる食べ物」だから「ファーストフード」…とイメージでゴロがよくて広まったのかもしれませんが、英語ではまったく意味が異なります。
そもそも「ファストフード」とは何か?
「ファストフード」とは、その名の通り「すぐに(fast)食べられる(food)」、つまり調理や提供がとても早い、簡単に食べられる料理や食品のことです。
たとえば…
- ハンバーガー
- フライドチキン
- ホットドッグ
- ピザ
- 回転寿司(日本独自の進化系!)
- 牛丼
- 立ち食いそば など
アメリカを中心に発展した食文化ですが、実は日本にも江戸時代のそば屋台や寿司屋台などファストフードの原型があったんです。
なぜ「ファーストフード」と呼ばれてしまうのか?その理由
実際、多くの人が「ファーストフード」「ファストフード」どちらも使っています。
その大きな理由は、
- 英語の「fast」の日本語カタカナ表記に馴染みが薄かったこと
- 日本語の「ファ」「ス」「ト」の発音が曖昧になりやすいこと
- 「first(最初の)」と「fast(素早い)」が似ていることからの混同
- イギリス英語の「fast」の発音が「ファースト」に近い(fɑːst)ことも影響とされるが、これも正確にはfast foodなのです
つまり、発音や語感の問題もありましたが、「first food=最初の食事」というわけではありません。
英語で見る正しい使い方
ネイティブの英語圏で「ファーストフードください」と言っても、意味は通じません。「fast food」が正解です。
世界中のマクドナルドやバーガーキングでも、「fast food restaurant」「fast food chain」として使われています。
どちらが普及している?Googleの検索頻度を調べてみた!
実はインターネット上でも2つの単語は検索されているのですが、「ファストフード」の方が圧倒的に正しい解説や公式な紹介で使われています。
- 官公庁、農林水産省、外食産業の調査書など…「ファストフード」
- 大手チェーン店のプレスリリースや公式商品説明…「ファストフード」
身体にも比較的気を使いたくなる昨今、「正しい知識で食事も選びたい」という人ほど、「ファストフード」「ファストカジュアル」など、正確な表現に触れる機会が増えているんです。
ハンバーガーの歴史とファストフード文化
さて、「ファストフード」といえばやはり「ハンバーガー」を思い浮かべる人も多いですよね。ここで少しだけ、ハンバーガーの歴史にも触れてみましょう。
「ファストフード」の代表格として日本でも定着したハンバーガー、実は今や健康志向や地産地消などの新たなスタイルにも広がっています。
豆知識:日本のファストフードの多様性
「ファストフード」といえばアメリカンなイメージですが、日本では以下もファストフードとされています。
- 牛丼チェーン
- 回転寿司
- おにぎり専門店
- 立ち食いそば
「たべものに国境なし!」ですね。忙しい現代人にとって、手早く・安く・おいしく食べられるファストフードの文化は、これからもどんどん多様化していきます。
もう一度整理!間違いやすい言葉の違い・正しい選び方
項目 | 正しい言い方 | 間違い/俗称 | 備考 |
---|---|---|---|
速い食事 | ファストフード | ファーストフード | 英語のfast food由来 |
最初の食事 | ファーストフード | – | first foodとして使う表現は英語では皆無 |
これからは、堂々と「ファストフード」と使いましょう!
さあ、今日から「ファストフード」で話そう!
いかがでしたか?知っているようで意外と知らない、「ファストフード」「ファーストフード」問題。
- カフェや食堂で友達と話すときや
- お子さんの英語学習のときにも
- 新入社員研修で「正しい日本語」「正しいカタカナ用語」として
話のちょっとした“ネタ”に使えるかもしれません。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
今度、誰かとハンバーガーを食べるとき、「あ、それはファストフードって言うんだよ!」と、ぜひ豆知識を披露してみてくださいね。
もし「言葉の違いや由来」「日本独自の食文化」についてもっと知りたいことがあれば、コメント&シェアもお待ちしています!
\ファストフードの正しい知識を知って、毎日をもっと楽しく/
▼まとめ:今日のポイント
- ハンバーガーは「ファストフード」。“ファーストフード”は誤用!
- 英語のfast(速い)が語源。“first”とは違う意味
- 友達や家族に伝えたくなる雑学・言葉の豆知識
また次回も身近な話題を深掘りしていきますので、お楽しみに!
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