
こんにちは。
最近「耳がかゆい」「違和感がある」「耳から変なにおいがする」といったトラブルを感じていませんか?
もし心当たりがある方は、それ…実は“耳カビ”かもしれません。
今、若い世代を中心に耳のトラブル「耳カビ(外耳道真菌症)」が急増しているのをご存じでしょうか。
そして、その原因の大きな一つが イヤホンの使用習慣 にあると考えられているのです。
この記事では、なぜイヤホンで耳カビが発生しやすくなるのか、症状やリスク、そして今日からできる予防法や正しい対策までを、わかりやすく徹底解説していきます。
読み終えた頃には「今日から耳の扱いを変えよう!」と思っていただけるはずですよ。
◆耳カビとは?知られざる耳の感染症
「耳カビ」というのは医学的には 外耳道真菌症 と呼ばれています。
耳の穴(外耳道)に、カビ(真菌)が繁殖してしまうことで発生する炎症性の病気です。
カビといえばお風呂の壁や食べ物に生えるものを想像しますよね。
実は人の耳の中でも同じようにカビが繁殖するのです。
耳の中は暗くて湿りやすい環境。さらに通気性が悪いと、まさにカビの温床になってしまいます。
◆耳カビの症状とは?
「少しくらいかゆいだけで大げさじゃない?」と思うかもしれません。
しかし耳カビの症状は意外と深刻です。
- 続く耳のかゆみ
- 耳の中に詰まった感じ(閉塞感)
- 耳からの分泌物(耳だれ)
- 臭い
- 音が聞こえにくくなる(難聴感)
- 強い痛みになることも
特にイヤホンを多用する人は、症状が進行しても「イヤホンのせいで耳が疲れているだけかな」と見過ごしがち。
ですが放置すると、鼓膜や聴力への影響につながりかねません。
◆なぜイヤホンが耳カビを招くのか?
「えっ、ただ音楽聴くだけなのに?」と思いますよね。
ところがイヤホンには、耳カビを加速させる要素がたっぷりあるのです。
通気性をふさぐ
カナル型イヤホンなどは耳穴を密閉してしまいます。
その結果、耳の中が蒸れて湿度が高くなり、カビが繁殖しやすくなります。
汗や湿気がこもる
特に夏や運動中。汗や皮脂がイヤホンと耳の中でこもり、ジメジメした環境を作ります。
イヤホン自体の汚れ
イヤホンには皮脂、耳垢、雑菌が付着しています。
そのまま使い続けると耳の中へ直接運び込んでしまうのです。
長時間使用で耳が弱る
1日中イヤホンを耳に入れていると、皮膚がふやけてバリア機能が落ちます。
これもカビが侵入する絶好のきっかけになります。
◆実際に増えている“イヤホン由来の耳トラブル”
耳鼻科のお医者さんによると、最近は「イヤホン難聴」や「外耳炎」などに加え、耳カビ患者が若年層を中心に増えているとのこと。
スマホの普及で音楽も動画も常にイヤホン。テレワークやオンライン授業でもイヤホン。
結果、耳が休まる時間がないんですね。
◆耳カビを防ぐための正しい予防法
では、どうすれば耳カビを防げるのか?
今日からできる習慣をご紹介します。
イヤホンの長時間使用を避ける
蒸れを防ぐために、1時間使ったら少し外して耳を休ませるのが理想です。
イヤホンをこまめに掃除する
アルコールシートでイヤホンの先を拭くだけでも違います。
スポンジ部分はカバーを交換するのもおすすめです。
耳の中を乾燥させる
入浴後や運動後など、湿気がこもったままにしないこと。
ドライヤーの冷風を軽くあてるのも簡単な方法です。
過度な耳掃除は控える
耳垢を取りすぎると、皮膚の防御力が低下します。
耳掃除は“月1回軽く”程度で十分。掻きすぎは逆効果です。
違和感が続いたら耳鼻科へ
「かゆみが長引く」「耳だれがある」場合はすぐに受診を。
カビは自然に消えるものではなく、治療薬が必要になるケースが大半です。
◆まとめ:イヤホン社会の新たなリスク「耳カビ」
これまでの内容を簡単に振り返ると…
- 耳カビは「外耳道にカビが繁殖する感染症」
- かゆみ・耳だれ・難聴感などの症状が出る
- イヤホンの長時間使用や衛生管理不足が大きな原因
- 予防には「耳を休ませる」「イヤホンを清潔に保つ」ことが重要
つまり、イヤホンを使わない生活はもはや難しい時代ですが、使い方を工夫すれば耳カビは防げるのです。
「ちょっとかゆいだけだから大丈夫」と放っておくと、予想以上に大きなトラブルになりかねません。
今日からほんの少し意識して、耳とイヤホンの関係を見直してみませんか?
健康な耳で好きな音楽や動画をいつまでも楽しむために。
◆あなたへの呼びかけ
最後にひとこと。
「今このブログを読みながら、イヤホンをつけっぱなしにしていませんか?」
もしそうなら、このあと少し外して耳をリフレッシュしてあげてください。
それだけでも耳カビ予防の第一歩になります。
あなたの耳は、一生ものです。
ぜひ今日から大切にケアしていきましょう。
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