初盆のお布施・準備・やるべきこと全網羅!初心者でも失敗しない完全ガイド

豆知識
higejii(ひげ爺)
higejii(ひげ爺)

みなさん、初盆(はつぼん・新盆)の準備、何から手を付けたらいいか、迷っていませんか?親しい人の初盆は、心も落ち着かない中であっという間に日が迫ってしまい、「これ、ちゃんと準備できてるのかな」「マナーに失礼はないかな」と不安になる方が多いのです。

この記事では、初盆の流れや必要な準備、僧侶へのお布施の金額、持ち物や具体的なマナーまで、「実際にどうしたらいいの?」という視点で、丁寧にお話ししていきます。

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そもそも「初盆」とは?

「初盆(新盆)」は、故人が亡くなってから最初に迎えるお盆のこと。四十九日(法要)が過ぎてから最初のお盆を意味します。通常のお盆よりも、供養や法要を手厚く行うのが特徴です

初盆の準備、何をすればいい?

初めての方が迷いやすいポイントを、順に分かりやすくまとめました。

  • 法要の日程・場所を決める
    • 菩提寺や家族親族の都合を聞き、できれば1ヶ月前に日程調整
  • 僧侶へ法要依頼をする
    • お寺はお盆時期多忙です。できるだけ早めの連絡が安心です
  • 参列者・親族への連絡
    • 電話や案内状で日程・場所を案内。人数によって方法を選びましょう
  • 法要で使うものを準備
    • 下記の専用リストを参照してください。

初盆で準備したい具体的アイテム

  • 白提灯(白紋天):ご先祖の霊を迎える目印
  • 盆棚(精霊棚):ご家庭用の祭壇
  • お供えもの(故人の好きだった果物やお菓子など)
  • 精霊馬・迎え火:ナスやキュウリで作る乗り物、迎え火・送り火
  • お布施(詳細は次項で徹底解説!)
  • 返礼品:参列者に贈るお礼(お茶、お菓子、タオルなど)

僧侶への「お布施」どうする?金額・封筒・渡し方

【相場】どれくらい包むのが普通?

  • 金額の目安は3万円〜5万円(規模、宗派により幅あり)
  • 真言宗や浄土真宗などで多少上下、平均で約4万円前後
  • これとは別に、「お車代」(5,000〜1万円)や「御膳料」(2,000〜5,000円)を渡すことも
宗派お布施相場
真言宗3万円〜5万円程度
浄土真宗3万円前後
浄土宗・日蓮宗1万円〜3万円程度

「お布施」の金額は、初盆の規模や、地域・宗派によって異なります。不安な場合は菩提寺や親戚に相談すると安心です

【袋の選び方】

  • 正式には奉書紙または白無地の縦長封筒
  • 封筒や奉書紙には郵便番号や絵柄なし、完全な無地が基本
  • 既製の「お布施」用封筒も可。自分で表書き(毛筆/筆ペン/黒墨)もOK
  • 二重封筒(二重=不幸が重なるイメージ)は避けてください
  • お札は「新札」を用意すると丁寧です

【渡し方・マナー】

  • お布施は直接手渡しせず、「袱紗(ふくさ)」や風呂敷で包んで持参
  • 先方で袱紗から取り出し「両手で渡す」が正式
  • 法要が自宅の場合はおぼんなどに乗せて渡すのも良いでしょう
  • 派手な柄や色の布は避け、落ち着いた色を選ぶ
  • どうしても用意できない場合は清潔なハンカチなどでも代用可

【表書き】

  • 封筒には「御布施」「お布施」と記入(宗派にあわせて)
  • 下段に施主名(自分の名字)を記入

法要当日までにやることリスト

  • 僧侶へのお布施や「お車代」「御膳料」の用意
  • 参列者のお礼(返礼品)
  • 仏壇や盆棚・供物の準備:掃除も大切
  • 白提灯や精霊棚は余裕を持って設置
  • 当日の服装確認:落ち着いた色の平服や略式和装が無難
  • 必要であれば法要後の会食(精進料理など)も手配

初盆での「Q&A」よくある疑問に優しくお答え

Q1. 遠方から来る僧侶には何を渡す?
A1. お布施とは別に、「お車代」として5,000円〜1万円ほどご用意ください

Q2. お布施はどのタイミングで渡せばいい?
A2. 法要開始前もしくは終了後すぐに、ご挨拶とともに渡すのが良いでしょう

Q3. 返礼品はどんなものが多い?
A3. お茶やお菓子、石鹸やタオルなど「日々使えるもの」や長持ちするものが人気です

地域や宗派で変わる「初盆」事情

初盆のやり方やマナーは、地域差やお寺ごとの決まりが大きいので、「うちの場合は…?」と迷ったら、遠慮なく菩提寺や地域の年長者、親戚に相談してみてください。先祖や故人を敬う気持ちが何よりも大切です。

最後に〜不安な時はひとりで悩まず相談を

初めての初盆は、大切な家族への想いがあふれる一方、とても不安や戸惑いも多いもの。でも大丈夫。このページで紹介した内容を順に踏んでいけば、ひとつひとつきちんと心を込めて準備できますよ。どうぞ、無理なく、分からなくなったら「誰かに聞く」勇気も持って、家族みんなで心に残る初盆を過ごしてください。

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