【2025年版】確定申告が必要な条件まとめ|サラリーマン・フリーランス・副業別に徹底解説

豆知識
higejii(ひげ爺)
higejii(ひげ爺)

こんにちは。今日は「確定申告が必要な条件」について、わかりやすくまとめてお話していきます。

毎年2月から3月にかけてやってくる“確定申告シーズン”。「私もやらないといけないのかな…?」とドキッとした経験はありませんか?特に副業を始めた人や投資をした人の多くが不安になるポイントですよね。

結論から言うと、確定申告が必要かどうかは 「所得の種類」と「金額」 によって判断されます。この記事では、サラリーマン・フリーランス・副業・不動産・投資といった代表的なケースを整理しながら、「どの条件に当てはまると確定申告が必要なのか」を丁寧に解説していきます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

確定申告とは?そもそも何をするもの?

まずは基本から。確定申告とは1年間(1月1日~12月31日)で得た所得と、そこから差し引ける控除を整理し、最終的な「納めるべき税金」や「還付される税金」を確定させる手続きです。

実際にやることはシンプルで、

  • 「収入はいくらあったのか」
  • 「経費や控除で差し引ける金額はいくらなのか」
  • 「最終的に所得税をいくら払う必要があるのか(もしくは払いすぎていて戻るのか)」

これを国税庁に申告することが目的です。

サラリーマンは会社の年末調整でほとんどが完了するため「自分には関係ない」と思う方も多いですが、実は副業や医療費控除などで申告が必要になるケースは少なくありません。

確定申告が必要となる主な条件

では、具体的にどんな人が申告義務を持つのでしょうか。条件を整理すると以下の通りです。

給与所得者(サラリーマン)が申告必要なケース

  • 給与が2,000万円を超える場合
  • 副業などの 給与以外の所得が20万円を超える場合
  • 2ヶ所以上から給与を受けていて、メイン以外の給与と副業所得の合計が20万円を超える場合
  • 会社で年末調整をしてもらっていない場合
  • 医療費控除や住宅ローン控除(初年度)、寄附金控除(ふるさと納税)を受けたい場合

つまり、サラリーマンでも「副業・投資・控除の活用」がある人は確定申告が必要になることがあります。

フリーランス・自営業者

フリーランスや個人事業主は、基本的に全員が「自分で」確定申告をする必要があります。事業所得、雑所得、不動産所得などすべて自分で計算し、申告を行います。

特に注意したいのが 青色申告と白色申告の違い
青色申告を選べば最大65万円(電子申告なら55万円+10万円)の控除が受けられるため、利益が出ている事業者なら間違いなく青色申告を選んだ方が有利です。

副業をしている会社員

ここが最も相談が多いパターンです。アルバイトやネット販売、YouTube収益、ブログ広告収入など副業収入がある人は、その金額が 所得ベースで20万円を超えると確定申告が必要 になります。

「20万円」というのは収入額ではなく、「収入-必要経費」で計算した残りの利益額です。ですから、必要な経費をきちんと計上して控除することが重要になります。

不動産収入がある人

アパート・マンション・駐車場などから不動産収入を得ている場合も、必ず確定申告が必要です。家賃収入から経費(管理費・修繕費・減価償却など)を差し引いて所得を算出し、それに応じて税金を納めます。

投資や配当収入がある人

株式投資やFX、暗号資産で利益を出した場合も確定申告が必要になることがあります。

  • 特定口座(源泉徴収あり)を利用していれば申告不要
  • 源泉徴収なし、または複数口座で損益通算したい場合は確定申告必要

仮想通貨取引についてはすべて雑所得扱いのため、年間で20万円を超えると申告義務が発生します。

「確定申告が不要」になるケースもある

逆に「確定申告をしなくてもいい」パターンもあります。

例えば、給与所得以外の所得が20万円以下なら申告義務はありません。ただし、住民税は別途支払いが必要になる場合があるため、自治体への申告は忘れないようにしましょう。

また、上場株式の売買で特定口座(源泉徴収あり)を利用している場合も、自動で税金が天引きされるため確定申告は不要です。

確定申告をするメリットとは?

「義務だから仕方なくやる」というイメージのある確定申告ですが、実はやると得することも多いんです。

  • 医療費控除やふるさと納税で税金が戻ってくる
  • 年末調整で対応できなかった住宅ローン控除が受けられる
  • 投資の損失を繰り越して節税できる
  • 青色申告で大きな控除を受けられる

つまり、上手に活用すれば「税金を払いすぎていた分が戻る」ことも珍しくないのです。

確定申告を忘れたらどうなる?

「バレなければ大丈夫」と思うのは大きな間違い。申告を怠ると、以下のようなペナルティが発生します。

  • 延滞税
  • 無申告加算税(通常10%、悪質だとさらに重く)
  • 青色申告承認の取り消し

これらを考えると、「ギリギリ仲間に入るかも」と思ったら早めに確認し、確定申告しておく方が安心です。

確定申告に必要な書類と準備

確定申告でよく使う書類を簡単に整理しておきます。

  • 源泉徴収票(会社員の場合)
  • 支払調書(フリーランスに発行される場合あり)
  • 経費の領収書やクレジット明細
  • 生命保険控除証明書、医療費明細、寄付金証証明書
  • マイナンバーカードまたは通知カード+本人確認書類

今はe-Taxも非常に使いやすくなっていますので、マイナンバーカードがあれば自宅からネット経由で申告できます。

まとめ|あなたは確定申告が必要?

ここまで解説してきた内容を整理すると、次のようになります。

  • サラリーマンでも 副業や投資収益が20万円を超えると確定申告が必要
  • フリーランス・自営業は基本的に毎年必須
  • 不動産や投資収益、配当金などもケースによって申告が必要
  • 控除のために申告する方がむしろお得なことも多い

つまり「会社員だから大丈夫」「副業が少しだから大丈夫」と思っていた人も、実は確定申告が必要な可能性があるのです。

最後に

確定申告は正直ちょっと面倒ですが、裏を返せば「自分のお金の流れを把握できるチャンス」でもあります。申告を通じて税金を正しく納めつつ、余計に払っていた分をきちんと取り戻しましょう。

この記事を読んで、「自分は確定申告が必要かどうか」のモヤモヤがスッキリすれば嬉しいです。

コメント